インテリアとして絵画を配置するときの魅せ方

おしゃれな部屋を作るための方法としてどのようなことが思いつくでしょうか。個性的できれいなインテリアは部屋のカラーや雰囲気と合うことでおしゃれさを出してくれます。しかし見落としがちなのが壁に対する工夫です。色んな物が置かれているようでも壁には何もなく、味気無さを感じるような部屋もあります。このようなときには絵画を配置すると効果的です。魅力的な配置方法などを紹介していきます。
絵画の配置には高さが重要
絵画には生活する上で実用性があるものではありません。しかし描かれている内容によって人の心に作用し、気持ちを落ち着かせることや高揚させることもできます。家具やインテリアのデザインでも部屋の雰囲気は変えられます。人は視覚的な刺激を受けることが精神にも影響するためです。赤い色を見て活力的になったり、緑色を見てリラックスすることができたりもします。いずれもわずかな変化ですが、滞在時間の長い部屋において家具の持つ色の意味は大きいです。絵画でも似た効果を得られます。特に絵画の場合は単なる色だけの情報ではなく、人や動物、建物などが描写され、ストーリ性を感じることもできます。そのため部屋の雰囲気や世界観を演出することができます。しかし家具のようにいくつかの物が統一性を持ち、結果的に集合体として印象が決まっていくというよりは、基本的に絵画一枚で効果を発揮することが多いです。そのためまずは絵画に視線がいく必要があります。つまり効果的な絵画の配置は目線の高さということになります。人によってもちろん身長は違うため、誰にでもある程度合わせられるよう、140㎝から150㎝が定番とされています。
配置したい壁の形状に絵画の形状も合わせる
効果的な配置の高さが分かったところで、次は壁と絵画の形状を統一させることが大切になってきます。絵画の飾れるスペースが横長に広く伸びている場合には横向きの絵画を配置すると良いでしょう。向きや形状を合わせることで違和感なく調和します。逆に縦長のスペースには縦向きの絵画を配置します。だだっ広い壁では、天井が異常に高くない限り横長のスペースになることが多くなります。これに対して、柱であれば縦長のスペースが生まれることになります。
定番の配置場所
よく配置されている場所としてはソファやベッド付近の壁です。家具の向きに合わせて配置し、色味なども揃えると相乗効果があります。その場合には大きさのバランスも重要です。大きなベッドに対して小さな絵画を飾るのではアンバランスです。横幅が家具の7割程度の絵画を選ぶと良いでしょう。この他、玄関を開けて正面の壁に飾るのも良い感じに目立たせることができるでしょう。トイレの壁や、廊下にさりげなく並べるのもよくある手法です。廊下の場合には一つの絵画をでかでかと目立たせるのではなく、比較的小さめの絵画が横目に見えるようにすると良いでしょう。ギャラリーのように見せることができます。
壁が寂しい時には絵画がおすすめ
以上で紹介したように絵画を飾っていけば部屋の雰囲気も変わってきます。壁一面、何もない真っ白なスペースが出来てしまっている場合には絵画を飾ることで解決すると良いでしょう。