エコにつながるインテリア照明術2選とおすすめアイテム

目次
エコ&節約のための2つの照明術
地球にやさしい電気の使いかたを考えたことがありますか。同じ発光強度での寿命は、白熱電球で1000-2000時間、電球型蛍光灯で6000-13000時間、LED照明で40,000時間と考えられています。日本において広く普及しているLED照明は長寿命とはいえ、高価なので大切に使いたいものです。LED照明を劣化させる原因は熱です。
シェードコーディネートの方法
高性能で高価なLED照明をより大切に維持するためには、電球に熱をため込まないデザインが必要です。気球をイメージするように、温められた空気は軽くて上部に移動します。つまり、LED照明によって温められた電球付近の空気が効率よく温められていない空気と換気される循環システムが必要です。電球を裸で使うインテリアでは心配することではありませんが、電球を囲むシェードの場合は上下が開いていることが大切です。そして、シャルルの法則にあるように気体は温度の上昇に比例して体積を増加させます。電球を完全に覆うシェードの場合は通気性のよいものでなければLED照明の熱劣化が進行します。完全包囲タイプのシェードの素材に布や紙があります。料理をする人ならわかると思いますが、水分を絞り出したり、(濾すとき)に使うのは布ですよね。特殊な加工でない限りは布の方が粗い目で構成されているのです。布は本来シェードの素材となるべきものではなく、衣類に用いられるものです。生地の通気性は生地の内外の空気の圧力差があるとき、温められた圧力の高いシェード内の空気が、温度の低いシェード外へと押し出される効率を左右します。一般的に糸の密度が低いほど、太さが細いほど、捻じりが強いほど、糸間の隙間が大きくなって通気性がよくなります。生地の通気性は素材によって異なるのは当然ですが、クールビズ対応の衣料は必要とされる生地の通気性が空気量50㎝3/㎝2・s以上と高いことからオリジナルシェードのハンドメイドには最適です。
ソーラーバッテリーによく付属しているLEDライト
エコな充電に利用されるソーラーバッテリー。太陽光を効率よく当てれば2,3時間の蓄電で電源の入らない携帯電話を完全に充電することもできます。携帯用のものは、小さい子供の車からの視認性を上げたり、アウトドア活動の合間に蓄電し陰での細かい作業の補助を目的にLEDライトが付属されているものもあります。太陽光発電のように少ない発電量でも十分に照度を確保できるLED照明とソーラーパネルの組み合わせは、好相性のように思われますがそうではありません。熱に弱いLED照明にとっては太陽光での蓄電中に発生する熱が劣化を進行させています。ソーラーバッテリーにLED照度は必要なく、蓄電したソーラーバッテリーを使って別のLED照明を充電する方がLED照明にとってはよいのです。ソーラーバッテリー付きLED照明器具はUSB接続に対応しているものが多いです。すでに購入してしまった人は、別に対応機器への送電効率のよさを考えてソーラーバッテリーを用意すれば大丈夫。これからは外出が楽しくなる季節。天気のいい日は、日当たりのいい空間で蓄電しておけば、必要なときにいつでも接続可能な機器に蓄電できます。LED照明はできるだけ熱を与えないように使いましょう。
良質な光で空間を優しく照らしてくれる「ルイスポールセン社」作品の数々をご紹介します。
ルイスポールセンとは!?
1874年にデンマークから誕生した「ルイスポールセン社」は、北欧照明の世界では欠かせない存在です。見るモノを惹きつける美しいシルエットは、デザイン重視で描かれた物ではなく、良質な光を照らすための「機能性の中にある魅力あるスタイル」として作り出されています。光の反射や拡散をコントロールできるよう哲学的な構造を取り入れながら、機能性&スタイル性を備えて世界中の人々に発信し愛され続けています。
デザイナーのポール・ヘニングセン
1925年からルイスポールセン社とのコラボが始まり、ポール・ヘニングセンが切り開いてきた「影と光、グレア、光による色の再現、そしてそれら光の特性を人間の福利に結びつくように利用すること」は、今もルイスポールセン社のライティング・セオリーとして語り継がれています。
ルイスポールセン PH3 1/2-3ペンダント
ポール・ヘニングセン氏120回目の誕生日記念として発売された「PH 3 1/2-3ペンダントライト」は、ポール・ヘニングセンの設計図に基づいて再現された作品です。シェード部分には、対数螺旋というカーブが描かれており、3枚を規則正しく組み合わせることによって、電球の光をカットしてくれる効果があります。カラーはホワイト・レッド・イエロー・グリーンの全4色からお好みを選択することができ、色違いを揃えて並べて吊るしたりと、空間をおしゃれな雰囲気に演出してくれますよ。
ルイスポールセン PH5 コンテンポラリー
ポール・ヘニングセンがデザインした名作シリーズから、マットな仕上げに独特な色調を施した「PH 5 コンテンポラリー」が誕生しました。落ち着いた雰囲気を用いながら、細部にまでこだわりを持たせた、温かみのあるスタイルに仕上がっています。
ルイスポールセン PHスノーボール
シェードの両面には光沢とマットな質感を用いて、独特な光を放ちながら、空間をおしゃれな雰囲気に演出してくれます。電球の光方向もシェード内の同じ角度であたるよう設計され、細部にまでこだわりを持たせたデザインに仕上がっています。
ルイスポールセン AJロイヤル
美しいシルエットの半球形フォルムは、天井面にも光を放ってくれて、お部屋全体を優しい灯りで包み込んでくれたりと、デザイン性&機能性を兼ね備えたスタイルに仕上がっていますね。1959年にコペンハーゲンのロイヤルホテルのためにデザインされて、既製品化として発売されたそうです。
ルイスポールセン PH50
シェード表面は光沢感ある仕上がりに、蛍光灯型電球は温もりある光になるよう中間ディスクの色調が、赤色で演出されています。おしゃれな空間にはピッタリの、デザイン性が高い作品に仕上がっていますよ。カラーはレッド・グリーン・ブルー・ホワイト・ブラックの全5色から、お好みの色を選んでくださいね。
まとめ
モノづくりというのは、技術が尽きるコトのない、果てしない探究心を要するモノであり、終わることのない永遠に続くストーリーでもありますよね。照明にしても、光の反射や拡散をコントロールできるよう、一つ一つ細部にまでこだわりを持たせて、形あるデザインに仕上げていきます。そして職人さんの手によって、美しい作品が生まれていき、優しい灯りで世界中を照らしてくれます。一人で寂しいと思った時は、ホッとできる照明で空間を照らしてみてください。きっと…人の手の温もりを感じる事ができますよ。