シャビーシックとインダストリアルとは?インテリアのポイント解説

南フランスのインテリアは大陽の光と香りにあふれラベンダー畑やハーブと美味しいワインの似合うスタイルです。同じフランスとはいえ都会的なパリのイメージとは違うライフスタイルです。またパリに住む人たちのあこがれでもあります。モダンさからは遠く自然が近くにある生活は時間の流れ方もゆったりしていそうですね。そんな南仏イメージをインテリアに取り入れながらちょっと大人な可愛い女性に人気があるシャビーシックとはどんなスタイルなのでしょうか。ここではシャビーシックなインテリアコーディネートのおすすめアイデアをいくつかまとめてみました。
目次
シャビーシックとは
古いだけではなくその使い古された様に味があり伝統的な優雅さも含めて品があるという意味に使われます。近年では大人ガーリースタイルをライフスタイルとする人たちにとって人気のインテリアコーディネートのひとつとなっています。装飾的なアンティック家具も長い年月を重ねて味がでてくれば自然にシャビーなイメージになるわけです。ピカピカの新しさよりはこなれた感じの風合いがあるのが素敵だというコーディネートスタイルです。
シャビーシックなテーマカラーは?
ホワイトを基調にしたカラーがおすすめです。その白も何度もペンキを塗り重ねてきたような壁や家具のエッジ部分の塗料がはげかけたような味のあるホワイトです。ある時はスモーキーなグレ―もシャビー好きな大人の女性にぴったりですね。アクセントになる雑貨類でラベンダーカラーやセージグリーンなどスモーキーなパステルカラーをコーディネートすると素敵ですよ。
リビングダイニングのシャビーシックアイテム
テーブルは大きめでシャビーな塗装がされているものやパイン材の古材を使用した感じが良いでしょう。明るめの古材ならば南フランスの明るい大陽にぴったりです。週末には庭やテラスに持ち出したりして使っても似合いそうな感じのものが有ればフレンチカントリーイメージ満載ですね。ダイニングスペースの照明はやはりシャンデリアがほしいところです。ゴージャスというよりはガラスの透明感が美しいキャンドルタイプのものがおすすめです。あくまで白のテーマカラーにあわせてゴールド系はさけておきたいところです。テーブルの上にはハーブや優しい色合いの花をアクセントに置いてみてください。椅子も全て揃えるのではなく中には公園や庭で使われていたようなペンキのはがれも味に見えるアイアンの椅子なども合わせてみるとこなれた大人可愛い女性のイメージにぴったりです。ソフアーは白いリネン等でカバーリングされているものがおすすめです。クッションやファブリック類は基本はホワイトでまとめます。縁飾りがレースのものやリネンのベージュのものに線描きだけのレターやモチーフをプリントしたものなど色や柄もシックなものを選んでください。
寝室のシャビーコーディネート
ベッドはアイアンフレームが一押しですが、ヘッド無しのベッドを壁際に設置してたくさんのクッションやピローなどでイメージを作ってみても良いですね。その際の壁はやはり白がベストですが、アクセントウォールとしてグレイッシュなパステルカラーをプラスしてみるのもおすすめです。シャビーな家具で人気のものに猫足のドレッサーやコンソールテーブルがあります。ぜひとも手に入れて欲しいものです。窓際の装飾としては天井からさがるホワイト系のオーガンジー素材等で光が少し透けるタイプをかけてみてください。
壁のなるべく高い位置、天井高さに近い場所ににアイアンのカーテン用のバーを取付けてみてください。たっぷりとしたドレープが床にもできる様に設置すると南フランスのイメージもアップしますね。実際の窓よりは高い位置に設置する事で天井は高く感じられます。ということは空間が広く見えるという事です。天井の高さが低めのマンション住まいの方には特におすすめのアイデアですから一度ためしてみてください。そして、フランス好きな大人女子ならばきっとシャビーシックなスタイルも好きになるに違いないと思います。といってもアンティックショップはちょっと敷居が高いなという人もいるでしょう。最近では手持ちの家具やキッチンの棚の扉などをペイントでシャビーにみせてくれる塗料などもありますからプチDIYが好きな方はぜひ一度試してみてくださいね。
インダストリアルとは
単純には工業デザインのことです。実際に工場等で使われているもので照明や作業台、無機質で無骨なイメージのパイプ等をコーディネートしたスタイルということになるでしょう。ここ10年ほど静かなブームは続いている様です。当初はフランスのビンテージなインダストリアルデザインをインテリアに取り入れたスタイルからスタートしたと聞いています。工業系デザインのものは何よりも機能性が重視されるはずです。その機能とデザインの美しさを併せ持つ照明やデザイン家具は近年ショップのインテリアデザインに多く使われファンは多い様です。このスタイルの忘れてはならないキーワードといえば【ビンテージ】ではないでしょうか。ただのアンティック好きではないこだわり男前スタイルです。
インダストリアルデザインが似合う空間を作る
天井の梁や配線ダクトのパイプは敢えてむき出しのままに床はフローリングでも古材を使い傷や虫食い等が味になっているイメージの倉庫や工場跡地などニューヨークのロフトのような空間です。窓は格子の枠でもちろんカーテンは無しでしょうか。とはいえそんなに条件がそろうわけではないでしょうからあくまでイメージのスパイスを何処かに利かせるという事がポイントです。アンティックレンガを貼った壁が一カ所有ればそこからはじめられますね。レンガを実際に貼るのが難しいならばかなりリアルな壁紙がメーカーから出ていますので試してみる価値有りです。実際にインテリアに取り入れてみるのにはフォトスタジオや実験室のような白い空間をイメージしてみましょう。というわけで室内のインテリアカラーは無彩色で決まりです。インダストリアルな家具や照明、アイアンやシルバー素材の色がより際立つと思います。
インダストリアルデザイン家具のおすすめ7選
1/スチール製オフィスデスク
2/スチール製の収納シェルフ
3/ショップ用のディスプレイガラスケース
4/アイアンを使った荷物用ワゴン
5/アイアンやスチール製のキャスター付きチェア
6/作業用のデスクライトや工場の天井から下げられた大型ランプ
7/ドーム型ガラスや実験用のフラスコ、シリンダーや立てておく器具
全てビンテージなものがベストですがテイストが合っていれば現行品で大丈夫です。
インダストリアルコーディネートのコツとは
このようにインダストリアルデザインはかなりハードで無骨な感じですが全てはあなたらしいインテリアをどう味付けするのかということでしょう。リビングのインテリアを考える時にもしインダストリアルというイメージが浮かんだのであればまずは照明を1つ選ぶ事をおすすめします。シーリングタイプはかっこいいですが電気工事等の手間も出てくるかもしれませんのでフロアスタンドライトやデスクライトが最初はコーディネートしやすいかと思います。女子ならば普段のキッチン周りのグッズやプレート類を入れている棚をスチールの収納キャビネットに入れ替えてみたりするのも良いですね。1つの空間に完璧なイメージに有ったコーディネートよりはミックスしてみるとまた違うアイデアが浮かんできたりよりスタイリッシュにコーディネートできる場合も多いと思います。一般家庭よりもスペースを広く使えるショップや美容室などのインテリアで見かける事も多いですからそういうところのインテリアを参考にしてみるのも1つの手ですね。ぜひともこの今のトレンドであるインダストリアルな空間をかっこ良く決めてみてほしいものです。