空間の役割が独立して必要なものがふえる

これまで寝室と兼用していたリビング、ダイニングキッチンが独立して使うことができるようになるのではないでしょうか。当然それぞれの空間に置くべき必要なものは増えるでしょう。これまでに活躍してきたインテリアはどうしますか。引き継ぎますか。買い換えますか。たとえサイズや素材が異なるインテリアを組み合わせても全体としてすっきり整って、違和感を覚えないのはモジュールを統一しているからです。空間を使う人のスタイルや間取り、暮らしの変化に合わせてインテリアの追加と分割を上手に利用すれば、その時々にちょうどいい空間を再編集することができるはずです。
兼用から専用へと形を変えて進化する
同じ形を重ねることをスタッキングといいます。スタッキングインテリアはセパレートして、新しい空間で分けられたそれらが再び大きく進化するための基盤となります。小さいものではアクセサリーを入れておく収納ケースから、大きいものではシェルフやソファまで。MUJI重なるアクリルケース・深(縦13×横17.5×高さ9.5㎝、1,500円)、重なるアクリルケース用ベロア仕切り・縦・グレー(縦12×横16×高さ2.5㎝*)と格子・グレー(*、スペースは3×5のデザイン)それぞれ600円、1,000円。MUJIソファベンチシリーズは座ることはもちろん、寝そべったり、遊んだり、食事をしたり。そんな暮らしのあり方を見つめ直してつくったソファです。単色のカバーは着脱式でお好みに合わせた生地でのオーダーもできます。ソファベンチ本体(縦90×横180×高さ40.5㎝、重さ48㎏、65,000円)はウレタンフォーム、コイルスプリング、ココファイバーのクッションを搭載。付属のカバーはインクブルー×ネイビー、リーフグリーン×ダークグリーン、グレーベージュ×ブラウンの3色を展開。それぞれ14,000円。ソファベンチに組み合わせるオットマン本体(縦60×横60×高さ40.5㎝、重さ14㎏、15,000円)のクッションはウレタンフォームとココファイバーを搭載。付属のカバーはインクブルー、リーフグリーン、グレーベージュの3色を展開。それぞれ5,000円。カバーはソファベンチもオットマンもオーダーメイドに対応。納期は注文から約45日が目安です。注文時期によって納期が異なり、多少の前後がありますので購入の際に確認しましょう。素材は綿、ポリエステルの純正と綿とポリエステルまたは麻の合成です。ベージュやレッドを含んだカラーバリエーションからお好きなものを選ぶことができます。カバーはすべてドライクリーニングです。素材によってクリーニング時に縮みが生じることがあるので事前の確認が必要です。ソファベンチとオットマンの組み立ては、それぞれ2人以上で15分のコストが必要です。
大きなものは本当に必要なものだけを
年々増えるのは写真や動画を収めたメディア。そして、代々受け継がれるアルバムも大切なスペースに保管しなければなりません。残すべき本当に必要なものは何ですか。それが見えてくると空間に置くべき大きなものは限られてくるような気がします。大きなインテリアに頼るのは、まるでウエストがゴムのパンツをはいているようで、無駄なものをため込む原因となります。大きなものを入れる前に、はやる気持ちにワンクッションを置きましょう。