鏡とインテリアで部屋を広く見せる配置方法

鏡を部屋に置く場合、工夫しだいで何通りもの使い方ができます。通常のインテリアや家具とは違った性質を持っているため、鏡をインテリアの組み合わせに入れるだけで一気にバリエーションが増します。鏡は特に空間を広く見せる効果があります。どのような配置をすることで、具体的にどういった効果が得られるのかなど、解説していきます。
鏡の性質
鏡は光をとても反射し、部屋の中にある物をそのまま映し出す性質を持っています。こうした性質を持ったインテリアは他にありません。さらに鏡は形状や大きさの種類も豊富です。通常、鏡を実用的な用途で使うのであれば立ち鏡として全身が移るようなものが多いでしょう。縦長の形状のものが多く、スタイリングをしやすいようになっています。しかし装飾用として鏡を探してみると色んなものがあることに気が付きます。丸や楕円、正方形から縦長・横長など様々です。さらに顔くらいの大きさのものもあれば上半身が入るほどの大きさのものもあります。これらを部屋の構造や、周囲にあるインテリアと組み合わせて使うことで色んな効果を発揮してきます。
縦置きや横置きは自由にしてかまわない
鏡を使った空間作りは、固定概念にとらわれず柔軟な思考をすることが大切です。購入時に縦置きであった場合縦置きにするものというイメージがついてしまうかもしれません。もしも縦にしないと壁にぶら下げられないようになっていたとしても問題ありません。例えば横向きで壁にかけられなくても床にそのまま置くという選択肢もあります。これは床にスペースがある場合にできる手法であり、床が鏡に反射することで面積が広くなって見えます。基本的には横向きにするほうが部屋を広く見せるという意味では有効的なケースが多いです。
縦置きで奥行があるように見せる
ダイニングテーブルなどのそばに縦置きした鏡を配置することで、テーブルの広さが倍増して見える効果があります。角度によっては周囲の装飾品や食卓に並ぶ人も増えて見えるため賑わいのある空間を演出することができます。同様に大型の鏡を使って部屋自体を増やして見せることも可能です。ベッドも反射で全て映し出せるほどの大きさであれば、特に横置きや縦置きなどこだわる必要はありません。さらに床などの色にも統一感があればもうひとつ部屋があるように見せることもできます。一枚の大きな鏡を持っていることはなかなかないかもしれません。その場合には小型から中型の鏡を並べて組み合わせても同じような効果を得ることができます。整列させず、あえて段差を付けて壁にかければおしゃれ感も出せます。同じ種類の鏡である必要もありません。
鏡は色んな部屋に合わせることができて用途も豊富
紹介したもの以外でも様々な使い方で部屋の見せ方を変えることができます。鏡が手元にある場合はまず色んな方法で試してみると良いでしょう。まず簡単にできることは、縦に置いたり、横に置いたりすることです。次に、壁にかけるのか床に置くのか考えてみましょう。壁にかける場合その高さによって見え方が変わります。多くのインテリアが見える状にすることで派手に見せたり、天井が見えるようにすることですっきりと広い空間に見せたりすることも可能です。色々と工夫してみると良いでしょう。