Pタイルの活用方法と差し色インテリアの効果的な演出方法

Pタイル(ぴーたいる)とは塩化ビニル樹脂を主成分として成形されたプラスチックタイルのことをいいます。耐水性があり、摩耗に強いことからレストラン、学校の床材によく使われています。家庭では炊事場の床にも使われます。
タイルと言えば、厚みのある陶器質の材料が思い起こされます。この焼結させて作るタイルは、耐久性があって、ほとんど変質しないという利点がある一方で、弾力性がなく、滑りやすいという欠点があります。床材として使用する時は、あえて、滑り止めを付けるなどの表面処理が必要になり、工事コストも高くなります。
Pタイルは樹脂製品です。製法は塩化ビニル樹脂を主成分として、他にPタイルを固くしたり、柔らかくしたりする可塑剤(かそざい)、変質を防ぐ安定剤を配合してタイル状に成形します。Pタイルの特徴は、塩化ビニル樹脂の含有量を増やすことで強度や耐摩耗性が上がります。価格も焼結タイルよりも安いという優れものです。
目次
Pタイルの特徴
日本興業標準調査会(Japanese Industrial Standards Committee:JISC)では、Pタイルはビニル床タイルに分類されます。JISでは、バインダー(ビニル樹脂,可塑剤,安定剤)の含有量によってビニル床タイルをさらに細かく分けられています。Pタイルは塩化ビニル樹脂、可塑剤、安定剤、充填剤などいろんな成分で構成されますが、バインダーの含有率30%以上がホモジニアスビニル床タイル,30%未満のものがコンポジシションビニル床タイルとして分類されます。
コンポジシションビニル床タイルはさらに、半硬質と軟質に分けられます。話は細かくなりますが、2016年3月22日に規格の一部が改訂され、ホモジニアスビニル床タイルは単層ビニル床タイルと複層ビニル床タイルに分けられました。ここでは、今まで親しまれた名称に敬意を表してホモジニアスビニル床タイルのまま説明を続けます。それぞれの特徴は以下の通りです。
ホモジニアスビニル床タイル
・住宅に多く使われている
・色彩が鮮明で意匠性に富む
・耐摩耗性、耐薬品性、耐アルカリ性がある
・タバコの火などに弱い
・熱膨張率が大きく、伸縮性が大きい
半硬質コンポジションビニル床タイル
・事務所などのビルに多く使われている
・価格が安価である
・寸法安定性に優れる(伸縮性が小さい)
・耐荷重性が大きい
・タバコの火などに強い
・割れやすい
・滑りやすい
・ホモジニアスビニル床タイルより耐摩耗性に劣る
軟質コンポジションビニル床タイル
・半硬質コンポジションビニル床タイルに比べて少し軟質
・半硬質コンポジションビニル床タイルより歩行性、意匠性、耐摩耗性が良い
Pタイルの手入れ方法
Pタイルは水にも強く、耐薬品性もあります。タバコの火で焦げていたり、きついシミがないようであれば掃除機をかけて、雑巾掛けすればきれいになります。汚れの落ちにくいところは普通の洗剤を使っても大丈夫です。
Pタイルはワックスをかけると、綺麗な光沢がでて、床が輝きます。年数が経ち、ワックスの塗り重ねで汚くなってきたら、ポリッシャーをかけ剥離し、また一からワックスをかければ綺麗な状態に戻ります。傷などが多くついてしまったら、部分張替えで対応します。
色や質感が豊富で希望の空間を演出
古くから使用されている焼結タイルは、耐久性があって変質しないことから外壁などに重宝されています。Pタイルは湿度や温度が季節で大きく変わる外部環境の使用には適していません。しかし、Pタイルは家やビルの内装材としては、焼結タイルをはるかに凌ぐ優位性を発揮しています。
何と言っても、裁断や貼り付けの簡便さ、色彩の豊富さなど、内装材としては素晴らしい特質です。Pタイルの出現によって、床はカラフルでお洒落になりました。それに加工性に優れているため、工期も一段と短縮できるようになりました。製造メーカーもタジマ,東リ,タキロン,サンゲツなどの一流どころが、開発に凌ぎを削っています。それぞれに特色ある商品がありますから、お使いになる時は、じっくり調査されることをお勧めします。
インテリア好きの方は、定期的に模様替えを行い、家のイメージチェンジを楽しんでいるのではないでしょうか。最近では、インテリアの雑誌や、サイトも増え、どれを見ても魅力的で、トライしてみたいインテリアがたくさんありますよね。モダンな家もかっこよくて素敵だし、はやりの北欧風も取り入れてみたかったり、ナチュラルな明るい部屋や、物が少ないミニマムな部屋も憧れの一つです。
さて、思い切っても模様替え。
あなたは、どこからどんな風に始めますか?では、風水を取り入れた模様替えで気分転換を行いましょう!
模様替えの始めは玄関から
さて、模様替えを始めるときには、まずは玄関から見直してみましょう。
玄関は、「気」の入り口。玄関を風水を取り入れた模様替えで、まずは良い気を呼び込む準備をしましょう!玄関は「金運」や「恋愛運」も左右する場所なので、ここをやらない手はありませんね。
では、まずは、玄関マットから。これまでと少し雰囲気を変え、明るい感じの物を選びましょう。玄関は、明るくすると、良い気がたくさん集まってきますよ。玄関マットや、スリッパなどは、お客様をお迎えするにも重要なインテリアの一つです。
北玄関には、グリーンを、北東玄関にはホワイトを、東・南東の玄関には、赤やパープルを。南玄関には黄色や茶色、南西玄関にはホワイトに金色の刺繍が入ったようなものを、西玄関には、黄色や、優しいグレーもおすすめです。北西には、落ち着いた茶色などを使うと良いでしょう。また、玄関の鏡は、左側に置くと金運アップ、右に置くと昇進・発展が望めますよ!
カーテンやファブリックで幸運を呼ぶ模様替え
さて、玄関の次には、部屋の全体的な模様替えにチャレンジしましょう。
家具の置き場所は、東側に音の鳴るものを配置するのがベスト。テレビやステレオ、パソコンからも良い情報が得られますし、電話を置いておくのもいいですね。また、ソファがある家庭では、部屋の全体が見回せるように、上座に置くようにしてみてはいかがでしょうか?
そして、全体的な雰囲気をがらりと変えるには、やはり、カーテンや、ラグを変えるのが効果的です。例えば、リビングは、明るいものがおすすめで、ダークな印象、シックな物よりは、くつろぎと、明るさをイメージできるようなものにします。これは、あまり主張が強くないものを選びましょうね。
模様替えでカラーを選ぶとき
カラーを選ぶときには、方位に合わせたメインカラーやサブカラーを参考に選びます。これまで、ブラウンなどのシックなカーテンを使っていた家庭ではアイボリーや白を選ぶと、全体的に、ぱっと見違えるほどに明るくなりますよ!ラグは、土の気のパワーを存分に得られるように意識したカラーを選びます。ただ、大きすぎると、「気」のバランスが崩れてしまうので、床の面積を考えながらのサイズ選びも大切ですね。これらを選ぶときには、ソファの雰囲気に合わせていくと良いでしょう。ソファは、なかなか買い替えはできなくても、カーテンやラグを変えるだけで、がらりと印象を変える事ができます。
また、ソファも方位にあっていないカラーで悩まれていたり、汚れが目立ってきている場合は、ソファカバーで一新するのもいいですね!これまで、シックな印象の部屋だった方は、ソファにもカバーをつけて、明るくし、効果的なカラーのクッションカバーで色を足すと、模様替えと同時に、運気もどんどん向上していきますよ。
さて、模様替えで気分を一新するときには、お掃除も忘れずにしましょう。見落としがちな、カーテンレールの上の埃や、ソファの下の汚れもとりのぞきます。
模様替えは、良い気をたくさん取り込めるチャンスです!家の中に、新しい気の流れをあたえ、気分と共に運気アップを目指してくださいね。
赤のテーマカラーを使った効果的なインテリア術
今年のトレンドカラーだから?映画を観て思いついたから?お店で素敵な赤のソファに出会ってしまったから?等々と様々な出会いが有ったはずですね。そのどれかがインテリアのコーディネートコンセプトになるのです。
インテリアだけに限らず色は合わせるものや背景の色に寄ってイメージを変えてみせることができます。その場合、色同士のバランスも大きくかかわってくるわけです。
例えばお弁当です。蓋を開けたときの事を思い出してみてください。
いくつかのおかずとごはんが入っています。そこにプチトマトの赤があるかないかで
ちょっと美味しそうに見えたりしないでしょうか。
インテリアのアクセントも同じです。
見慣れたいつものインテリアに新たな色を加え気分もリフレッシュにイメージに合ったスタイリッシュな空間を演出してみましょう。
赤をアクセントにスタイリッシュリビングコーディネート術
ソファ等、大きなものを置けば簡単に赤のインテリアができそうですね。
とは言え予算もそれなりにかかってしまいます。
ひとめぼれした赤いソファーが手に入ればそれを軸に周りのインテリア小物もそのテイストに有ったものを配置してあげれば良いですね。
また、いつか買う事を考えシミュレーションしてみるのも1つの手です。
予算が無いからとあきらめずにまずは布でソファーをカバーリングしてみてください。
赤い色のブランケットをかけるだけでも良いです。きっと、新鮮に思える事間違いなしです。
レザーの赤、テキスタイルの赤と素材に寄ってその空間の表情も変わってきます。
赤いレザーのソファーを置けばモダンなイメージになりますしファブリックの赤は温かいイメージになるでしょう。しかし、ソファを置くだけではまだ完成しません。
壁に赤の色を使ったARTポスター等をかけてみてください。空間をコーディネートするという事は何か1つ家具をおいたりするだけではコーディネートしていることにはならないからです。
1つのスタイルをちゃんと提案できて始めて成功したといえます。
空間として壁が使えなければラグやクッションで赤のイメージをアップしてみましょう。
そして合わせるものは無地の赤である必要はないです。
テイストさえ合っていれば柄物をつかってみるのがおすすめです。
赤のキッチン雑貨でスタイリッシュに料理が作りたくなるコーディネート術
キッチン・赤と言えばやはりお鍋でしょうか。ホーロー製に赤の色は温かイメージで
煮込む料理には最適です。無機質な素材のガス代の上に1つあるだけで何だか楽しい
気持ちになれるはずです。またキッチンクロスやミトンを赤がアクセントになっている
柄物にすれば日々の炊事も楽しくなることでしょう。
キッチンクロスの柄に迷ったら最初に買うならチェック柄がおすすめです。ノルディックデザインから選ぶのなら、スタイリッシュなグラフィック模様なんておしゃれですね。
シンク周りではキッチンブラシやスポンジ等をテーマカラーの赤でまとめてみましょう。
もちろん、毎日使う食器用洗剤のパッケージのデザインや色にもこだわりたいものです。
中身は気に入っているけどパッケージが今ひとつと思うならばポンプボトルだけを購入して入れ替えてみます。それだけで目に映るイメージがぐっとアップします。
雑貨だけではものたりないと感じるときは思い切ってシンク下の扉に赤のシートを貼って
プチDIYも楽しいです。貼ってはがせるタイプの物も出ていますから、ぜひトライしてみてください。
最期に赤のカラーイメージが与える効果
赤という色は強い色です。何色か色が並んでいれば普通は赤いものに目がいくことでしょう。同じ面積で赤と黄色を塗りわけてみるとわかりやすいですが赤を塗った方が面積が大きいと感じたりする事も有ります。その色が持つ性格やイメージを知ってコーディネートすればよりスタイリッシュな空間ができるはずです。
このようにインテリアに何かひとつ好きな色をプラスしたり変えたりするとコーディネートの幅が広がるとともに楽しい時間も増えることは間違いないです。