ウォーターベッドと寝心地とメリット!他のベッドと比較した場合は?

ウォーターベッドとは、水を合成樹脂製の袋に入れ、それをマットレスとしたベッドのことをいいます。ウォーターベッドのマットレスの中身は水なので、水の浮力を利用した快適な寝心地になります。
主な用途
主に寝室に設置し、就寝時にウォーターベッドの上で横になり睡眠を取ります。中身が水なので、スプリングのベッドと違い、自分の体重や体形に合わせて水の浮力が反応するので、心地良い眠りになると言われています。
ウォーターベッドの特徴
スプリングのベッドは、スプリングの反発力によってマットレスの寝心地が変わりますが、ウォーターベッドは水の浮力を利用しているので、どんな人が横になっても、その人の体重体形で水の浮力が変わり、個人個人に合わせフィットした寝心地になります。ベッドとの接地面が多く体にフィットするので、体の一部分に負荷がかかるということがなく、体圧を分散してくれます。体圧分散性が良いので寝返りが少なくなり、深い睡眠を得ることができます。ウォーターベッド自体が水の温度を調節してくれるので、夏は涼しく眠りやすく、寒い冬は暖かく眠ることができます。
ウォーターベッドには「ハードタイプ」と「ソフトタイプ」があります。
ハードタイプ
・水深が深い
・ソフトタイプよりも柔らかい寝心地
・水に浮かぶような感覚が強い
・水を多く使うため重い
・フレームの中にマットを入れるので、高さが低い
・ソフトタイプより少し価格が安い
ソフトタイプ
・水深が浅い
・クッション性はあるが、ハードタイプよりも少し堅い寝心地
・水深が浅く、水に浮かぶような感覚は弱い
・ハードタイプよりも30%程度軽い
・フレームの上にマットレスがあり、普通のベッド位高さがある
・ハードタイプより少し価格が高い
デメリット
ウォーターベッドの中身は水なので、とても重量があります。年に1回防虫剤の注入をしなくてはいけません。ヒーターで暖められた水が気化して、空気がビニール内に貯まってきてしまうので、3ヶ月に1回くらい空気を抜く作業が必要になります。各部分の故障が発生する恐れもあります。水漏れの恐れもありますが、床には漏れないような構造になっています。ウォーターベッドは高性能なので、価格帯は高くなります。
まとめ
快適な睡眠で1日の疲れを取ってくれるウォーターベッド。スプリングベッドとは違い、水の浮力で一人一人の体に合わせた寝心地を作ってくれます。ウォーターベッドには2種類のタイプがあり、お好みのタイプを選ぶことができます。
欠点としては中身が水なので重さがあり、一人では移動させることができません。専門の業者に頼むことになってしまいます。メンテナンスに手間がかかり、購入を断念する方もいます。年1回の防虫剤を注入すれば、中の水が腐るということはありません。もし水が漏れてしまっても、床には漏れない構造で、すぐに修理ができなくても、1週間くらいは耐えられる仕組みになっています。重量があるので、住宅のタイプによっては設置場所が限られるということもあります。
メンテナンスや設置環境が整えば、ウォーターベッドで最高の寝心地を得ることができます。フィット感が腰痛によく効くと言われています。水に浮かぶような感じなので、精神的な安らぎとリラックス効果があります。価格は高くはなってしまいますが、心地良い眠りを手に入れてみたい方は、検討してみてはいかがでしょうか。