サイドボードを活用したインテリアのポイント

サイドボードとはキッチンやダイニング、リビングや応接間などで食器や茶器などを収納する飾り棚、脇棚のことを言います。元々は引出し付きテーブルの左右にカップボードを組み合わせた、食器を収納する食器棚のことを指していました。16世紀にイタリアやフランスで流行していたと言われています。現在の日本では、幅が広く低い飾り棚をサイドボードということが多くなっています。
サイドボードの主な用途
リビングやダイニング、応接間などで主に食器類やティーカップなどを収納します。現在ではリビングやダイニングなどの生活スペースに設置することが多いため、食器やティーカップの他に書類や小物などさまざまな生活用品も収納します。
サイドボードの特徴
よくあるサイドボードは横に長く、高さが腰くらいで低いものになっています。多くのサイドボードには扉が付いていて、中が見えないようになっています。商品によってはガラス製の扉になっているものもあります。天板に小物やインテリアを飾ることができます。扉は開き戸のものが多く、中の棚は可動式になって棚の高さを変えられるもの、または引き出し式になどがあります。
サイドボードのメリット
腰高くらいの高さなので、椅子やソファーに座っても圧迫感がなく、部屋が広く感じます。高さはありませんが収納力があるので、たくさんのものを収納することができます。低くて横に長い分、地震などで倒れる恐れが少なくなります。中の見えない扉の場合、収納したものが見えないので、気兼ねなくしまっておくことができます。そして、見た目にもすっきりとします。ガラス製の扉の場合は、ほこりをかぶることなく小物など見せながら収納することができます。
取っ手のないフラットな扉もあるので、子供がいる家庭でも安心して使用することができます。底に脚がついているものは、サイドボードを動かす事なく掃除することができます。サイドボードの天板には小物やインテリアだけでなく、テレビを飾ったりすることも可能です。
サイドボードのデメリット
横幅が広いものが多いので、場所を取ります。扉がガラス製の場合、万が一ガラスが割れる恐れもあります。ガラス扉で中が見える分、収納も気をつかわなくてはなりません。
アンティークな雰囲気ある部屋作りに最適
昔は食器類を収納する棚として使われてきたサイドボード。時代が移り行くとともに、サイドボードも形や用途が少しずつ変化してきました。現在では生活空間に設置することが多く、収納するものも多様化してきています。腰の高さいう低い家具なので、椅子やソファーに腰をかけても圧迫感がなく、サイドボード上の空間が空いているので部屋が広く感じられます。背面を壁に付けて設置するだけはでなく、リビングとダイニングを仕切る間仕切りの役割を果たすこともできます。
デザインもさまざまで、シンプルでモダンなものからレトロなものやアンティーク調のサイドボードまで、お好きな商品を選ぶことができます。材質も使用する木材が違うだけで、印象はさまざまです。横長にはなりますが、横幅や奥行きや高さなどのサイズがたくさん揃っているので、設置したい場所に合わせることができます。
収納部分の棚は扉で隠し、上部の天板には小物などのインテリアをディスプレイすると、収納力のあるおしゃれな優雅な空間になります。収納力があるサイドボードは、現代の生活スタイルに心の余裕を与えてくれそうです。