マットレス+αでウレタンフォームマットレスを使った快眠術

家庭用品品質表示法において、厚さ50mm以上のフォームをマットレスと定義されており、クッション材にウレタンという材質を用いたマットレスのことを「ウレタンフォームマットレス」といいます。ウレタンはクッション性と耐久性を持つ素材です。
マットレスとはベッドの上や敷布団の下に敷く寝具で、アラビア語で「横たわる場所」を意味します。1950年代に世界で初めてドイツで軟質のウレタンフォームマットレスが開発され、その後日本にやってきたとされています。
主な用途
主にベッドの上や敷布団の下にウレタンフォームマットレスを敷き、敷布団のサポートという形で寝姿勢を保つなど寝心地を良くする役割があります。ウレタンフォームマットレスが体圧分散をし、硬さなどで寝心地が変わります。
ウレタンフォームマットレスの特徴
ウレタンを使用したマットレスのことをいい、家庭用品品質表示法の運用対象になっています。ウレタンフォームマットレスは保温性に優れているので、冬の寒い時期は暖かく快眠を得ることができます。
ウレタンフォームマットレスの硬さはニュートンという単位で表され、この数値が100N(ニュートン)以上は「かたい」、60n~100未満は「ふつう」、60未満は「やわらかい」と区分されています。
ウレタンフォームマットレスの種類
反発弾性率の値によって分類されるウレタンフォームの種類は以下の通りです。
低反発フォーム
反発弾性率が15%未満のものを「低反発フォーム」と呼びます。圧縮した後外力を除いた際、ゆっくりと元に戻るという性質があります。柔らかくて触感が良く、全体的に体圧分散をしてくれるため、一ヶ所に圧力が分散しないので血流に良いとされています。
高反発フォーム
反発弾性率が50%以上のものを「高反発フォーム」と呼びます。圧力に対して反発し、素早く元に戻ろうとする力が働きます。沈み込みが少なくて、身体をしっかりと支えてくれます。弾力性があるため、起き上がりやすいというメリットがあります。
中反発フォーム
中反発フォームとは、体圧分散性に優れた低反発フォームの特徴と、しっかりと支えてくれる高反発の両方の特徴を併せ持ったハイブリットなウレタンフォームです。2層や3層構造となっている場合が多く、ほどよい沈み込みになります。
デメリット
保温性に優れているので、夏場は背中が蒸れるなどの暑さを感じます。耐久性はありますが、ウレタンが経年によって質が落ちてへたることもあります。ウレタンが変形する恐れがあるので、洗うことはできません。
まとめ
睡眠は毎日取るものなので、睡眠をより快適にしてくれる布団やマットレスは重要になります。マットレスにもさまざまな種類がありますが、その中でも人気なウレタンフォームマットレス。ウレタンフォームマットレスの種類は値によって「低反発」「高反発」「中反発」と分けられます。身体にかかる圧を効率よく分散してくれる低反発、沈み込みが少なくしっかりと身体を支えてくれる高反発、両方の特徴を上手く合わせた中反発。それぞれの長所があり、購入する側は身体に合う好みのウレタンフォームマットレスを選ぶことができます。
腰痛持ちや大柄な人、筋力のある人や妊娠中の人は高反発フォームに適していると言われ、逆に小柄な人や体重の軽い人は低反発が適していると言われています。軽い人は高反発だと浮き上がってしまうそうです。種類以外にも硬さも3つに分類させているので、それによって寝心地も変わってきます。一度店頭で試してみて、自分の身体に合うウレタンフォームマットレスを探してみませんか。