自分で組み立てるノックダウン式家具のメリット・デメリット

ノックダウン式家具とは工場では部品のまま出荷し、現場に搬入されてから使用者が自分自身で組み立てる家具のことをいいます。運送コストを抑えられ、店舗側が在庫を管理する際、スペースを縮小することもできます。
ノックダウンとはボクシングのノックダウンの意味の他に、「組み立て式」という意味もあります。
ノックダウン式家具の特徴
主に大きな家具の状態だと運送料が高くなったり、運送に人手も必要になってしまうことから、工場で組み立てずに部品のまま出荷します。配送先の現場に到着してから、使用者自身が組み立てます。
ノックダウン式の家具は部品のまま保管しておくことができるので、店舗や工場などでの在庫管理が省スペース化になります。そしてたくさんの在庫を保管しておくことができ、店側が組み立てる手間とコストを削減することができます。コストを削減できるので、家具の値段が安くなっていることもあります。
ノックダウン式家具には木材やパイプなどの部品とネジ、組立説明書などが一緒に入っています。まれに組み立てる際に使用する簡易器具なども入っている場合があります。組立説明書に沿って組み立てていきます。
デメリット
ノックダウン式家具の特徴である、自分で組み立てるということで、さまざまな問題があります。
自分で組み立てられるかどうか、不安になってしまうこともあります。実際組み立てが上手くできないということもあり、まずは説明書をじっくり読み、それでもできない場合はサポートセンターやメーカーに連絡してみましょう。
組み立ての際、大きめの家具だとひとりで組み立てるには難しいことがあり、人手が入ります。組み立ての時に、手順を間違えたり、裏表を間違えてしまったりということもあります。まれに商品が配送された際、必要な部品が入っていないというトラブルもあります。まず開梱時に確認して、なければメーカーに連絡しましょう。
組み立てる時にはさまざまな工具が必要になることもあります。特殊なものなど簡易器具が入っている場合もありますが、ドライバーやハンマーなどが必要なのに自宅にはないということもあります。購入時に必要なものを確認しておく、必要な場合は工具を揃えておくことになります。
大きな家具の場合は、組み立てる時にスペースが必要になります。小さな子供がいる家庭は危険ですので、他の人に子供を見ててもらいながら組み立てるなどの配慮が必要です。
まとめ
自分で組み立てるノックアウト式家具。自分で組み立てるので、コスト削減になり価格はリーズナブルになっているものも多くなります。大きな家具ショップでは、自分自身でノックアウト式家具を持ち帰り、配送の手間のないものもあります。配送料がない代わりに、大きくて重い部品を自分で運ばなければなりません。
ノックアウト式家具は木製の家具やパイプ製品など、さまざまなものが組み立て式になっています。リーズナブルですが、自分で組み立てなければならず、不安になったり大変な作業のこともあります。ネジを回す作業が大変な時は、電動ドライバーなどが活躍し、大変便利です。女性やお年寄りなど、力のない人は、組み立てるのが大変になります。メーカーやサービスセンターに連絡してもできないという場合は、家具の組立サービスをしている会社もあるので、組み立ててもらうことも可能です。
組み立てる際に、フローリングなどの床が傷つかないように、養生をしておくことをおすすめします。ノックアウト式家具はリーズナブルで店側、購入者側双方にメリットがあります。購入者の手間がかかりますが、自分で組み立てたという充実感を味わえると、家具に愛着が湧くかもしれません。