リクライニングベッド(可動ベッド)のメリットとデメリット

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リクライニングベッドとは普段はベッドとして、リクライニング機能を使えば背もたれにもなり、くつろぐこともできるベッドです。リクライニングとは「もたれかかる」という意味があります。ストレッチベッドに似ていますが、ストレッチベッドは腰部が動くベッドなので、可動する場所が違います。

目次

主な用途

主に普段はフラットにしてベッドに横になり就寝します。起き上がるときや、背もたれを起こしてくつろぎたいときは、ベッドを可動させてリクライニングさせることができます。介護用の商品としてリクライニングベッドを使用することもあり、自由に寝起きできない人を介護するのに便利なベッドです。

リクライニングベッド(可動ベッド)の特徴

リクライニングベッドは手動式ものものありますが、電動式のリクライニングベッドならリモコンによって操作ができるようになっています。可動する場所は、身体の上半身を起こす背中部のリクライニング機能、膝の部分が盛り上がり膝を曲げることができる機能、ベッドの高さを変えることのできる機能があります。

膝を上げることは、血液の流れが良くなるのでむくみ防止に効果的です。折りたたみのできるリクライニングベッドもあり、ベッドを使用しないときはコンパクトになります。

デメリット

リクライニングベッドは可動するため、どうしてもサイズが大きくなってしまいます。寝室が狭い場合は、ベッドが部屋を占領したり圧迫感を感じてしまうこともあります。また、普通のベッドよりも重くなるので、キャスターが付いていないリクライニングベッドだと、移動させることが不便になります。

リクライニングベッドは機能性に優れているベッドなので、価格帯が高くなってしまいます。電動式でモーターの数が増えると、さらに高くなることもあります。電動式なので故障することもあり、その場合は業者に修理を依頼することになります。リクライニング降下時にものを挟んでしまうこともあります。ベッドによっては、メーカー側が安全装置という障害物を感知すると自動的に反対にリクライニングが上昇する、という対策を取っている商品もあります。

まとめ

リクライニングベッドは、ただ就寝するだけではなく、機能的に優れています。ベッドの背中部を起こして、背もたれとして使用することによって、ベッドの上で楽な姿勢でテレビを観たり、本を読むことができます。膝の部分も曲げることで、さらに膝への負担もかからずのんびりとくつろぐことができます。

キャスターつきのリクライニングベッドや、介護に便利な機能を備えたベッド、最近では一見普通のベッドのような高級感のある、モダンなデザインのリクライニングベッドなども販売されています。価格は高くなってしまいますが、リモコンで操作することで起き上がりやすくなり、就寝する人や介護する人に優しい設計になっています。体の不自由なお年寄りにも最適です。介護やお年寄り、身体の不自由な人のために、落下防止の柵が付けられるリクライニングベッドもあります。

マットの部分も、ウレタンマットや低反発マットなどさまざまなマットが敷かれています。サイズが大きくて場所を取ってしまいがちなリクライニングベッドですが、折りたたみ式のリクライニングベッドならコンパクトになり、使用しない時は収納しておくことができます。機能的なリクライニングベッドは、身体の不自由な人やお年寄りはもちろん、普段の疲れを癒してくれて、どんな人にもピッタリなベッドです。