フラッシュ構造とは?建材としての用途と利点

建材のフラッシュ構造の利点

フラッシュ構造とは、来て組んだ「ツキ板」と呼ばれる格子状の枠組みを両側から板で挟んだものです。多くは薄いベニヤ板などを貼って作られます。中の格子部分は空洞になっているため、見た目よりも軽く仕上がります。主に工場などの大量生産品に使用されており、コストを安くするために使われます。

主な用途

フラッシュ構造は身近にあるほとんどの家具などに利用されている技法です。箪笥やテレビボード、本棚、カラーボックス、ドアなど比較的安価で大量生産されているものに使われています。
無垢材のものに比べて軽く、持ち運びにも便利なので一般家庭で普段使う家具や建材などには非常に役立ちます。

フラッシュ構造のメリット

フラッシュ構造のメリットはいくつかあります。

・中が空洞なので安価

・表面にシールを貼ればいろいろな素材感を出すことができる

・貼り合わせているため板材の反りが少なくなる

・大量生産可能でコストが安い

フラッシュ構造と似た構造で「ベタ芯構造」というものもあります。フラッシュ構造で格子状に組む木枠を空洞のない芯材に変えたものです。強度としてはフラッシュ構造の方が上です。

フラッシュ構造のデメリット

もちろん、フラッシュ構造にはデメリットもあります。
まず、直射日光のあたる場所や雨などの水濡れの心配のある場所では使用することができません。
また、中の格子状の木枠を作るのに少し手間がかかります。そのため、最近ではこの工法を積極的に利用する家具職人はあまりいません。

更に、中が空洞のため、1点に力がかかりすぎると割れてしまいます。
箪笥や棚の中板・天板などに利用することで家具全体を軽量化することが可能ですが、重さのかかる部分に使うことはできません。基本的には見えない部分、分散して力がかかる部分の材料として使用されます。

また、強くたたいたりすると穴が開いてしまうことがあります。空洞になっているため、ビスや釘などを刺そうとした場合、表面だけに刺さって割れてしまいます。

日本で生まれた効率化の材料

フラッシュ構造自体は日本で考案されたといわれています。日本は海外などに比べると住宅自体も狭く、効率用軽量化したフラッシュ構造を適切に利用することで効率的な住宅・インテリアを完成させたとも言えます。また、資源の少ない日本であったからこそ、考え付いた工法であるともいえます。
フラッシュ構造というと、はりぼて、安物、というイメージを持つ人もいるかもしれませんが、これは日本人が生んだ効率化の産物とも言えます。実際には、海外製の輸入家具などにもこのフラッシュ構造が使われていることもあります。

中身を省略しているから安物・粗悪品というわけではなく、その国々の生活スタイルにあった構造が発展した結果と言えそうです。